相模原の『北京飯店・相模原千代田店』はファミレスなのか、本格中華なのかを実食レビュー！

見た目はファミレス！『北京飯店・相模原千代田店』とは

北京飯店・相模原千代田店の本店は大和にあります。本店・北京飯店の創業は昭和46年（1971年）になる老舗中国料理店です。相模原千代田店は2021年９月にCOCOS相模原千代田店跡地にオープン。

2017年に横浜家系ラーメン「武骨家」や「東京餃子軒」などを運営する株式会社ケンコーホールディングスの傘下になり、現在に至ります。

北京飯店のレストランは本店と相模原千代田店の他にも数店ありますが、チェーン展開を目指している感じは無く、各店のメニューも同じではなく、各店独自の営業をしているようです。

肝心の料理は、日本人向けの中華料理と言うより、中国料理を日本人向けに少し寄せた感じの本格中国料理が食べれます。町中華の日本的中華料理ではなく、本格派を気軽に食べたいときにピッタリです。

紙のメニューもその時間帯のものだけおいてあります。基本はタブレットでの選択と注文になります。

セットメニューは平日ランチだけでなく、ディナー、週末もありますが、内容が変わります。

今回頂いた麻婆豆腐をみてみると、平日ランチは「陳麻婆豆腐」、夜・週末は「四川麻婆豆腐」、辛さは同じ🌶１本分。さらに単品には「四川麻婆豆腐土鍋仕立て」のメニューも。材料等が変わるのかは不明です。（たぶん同じものかと、ちょっとややこし。）

セットメニュー、単品からコースの注文までタブレットで注文になるので、気兼ねなくゆっくりメニュー決めが出来る反面、メニュー内容をちょっと質問したいときは面倒。（一長一短です）

メニューの豊富さは中国料理の定番ですが、メニュー名等を見れば町中華とは違う本場中国料理だとわかります。町中華・チェーン店よりは本場寄り、中華街の様なガチ本場よりは日本人寄りとなかなかいいポジションの中華レストランです。

陳麻婆豆腐セットと野菜餃子がロボットに運ばれて到着。（あとでロボットちゃんを紹介）

麻婆豆腐の見た目から美味しさをにじませるビジュアル。日本的な片栗餡まとめではなく、濃い色の挽肉と餡を纏った豆腐達。見た目で旨いを感じます。

陳麻婆豆腐とのメニューなので、辛さを意識しましたが、激辛とは遠い辛さの旨味たっぷりの味わい。あえて辛さを伝えるなら、中辛がピッタリ。最初は辛さを感じず、後からじわじわ来る辛さ。

味わいも辛さだけでなく、甘みも感じる深い味わい。辛い麻婆豆腐を求めている方には物足りないですが、ご飯と食べる麻婆豆腐としては最高のお供。ピリ辛感が絶妙です。

続いて野菜餃子。正直、ランチのサービスメニューなので、あまり期待はしていなかったですが、見事に裏切られた一品。

パリパリ羽根つきの餃子はよくある一品ですが、パリパリ感がハンパ無い。野菜餃子と言われなければわからない程、餃子餡に味がしっかりの美味しい餃子です。

お米は中国料理屋にありがちなパサパサ感なく、日本人向けのしっとり炊き。付け合わせのブロッコリーは少なすぎてちょっと残念。なくても良かったかも。

広い店内はファミリーレストランの雰囲気そのものですが、ところどころに中国感。木目基調の落ち着いた色合いと高い天井が居心地よい空間です。

従業員さんの間では大陸の言葉が行きかってますので、日本のファミレスでは無いことを再認識。

ファミレスタイプの店内なので、一人から大人数の来店にも余裕の対応席数です。

配膳の役割で店内を動くのがこちらのロボット。移動中はかわいい動物系の顔をしてます。

テーブル前に到着。お客さんがセルフで料理を取り出し、完了ボタンを押すと戻っていきます。人に接客されないのがいいのか、悪いのか。楽しいような、寂しいような。

まぁ、小さな子供は大喜びでしょう。お子さん連れの来店はおすすめです。