みなぎるパワーで地域を鎮護する『下鶴間諏訪神社』
大和市の住宅街に突如広がる広い敷地の『下鶴間諏訪神社』。
敷地の広さ、社殿、多くの神々など、「氏子神社」とは思えない規模で鎮座してます。
『下鶴間諏訪神社』の由緒
創建年代は不明ですが、「諏訪神社」はかつて「石楯尾神社」であったとの伝えがあり907年の記録にはすでに名前が残されています。
鎌倉時代中期には「諏訪社」として祀られていたとの伝えがあり、江戸時代にはこの下鶴間村の鎮守として崇められてきました。
安政5年(1858年)に社殿が再建中に大工の失火により焼失。その後、明治5年(1872年)に氏子の熱意により、3年かけて再建。この長い歳月の大半は社殿に施された立派な彫刻に費やされたと言われています。
御祭神・御利益
【ご祭神】建御名方神(たけみなかたのかみ)
建御名方神(たけみなかたのかみ)は日本神話にある大国主命(おおくにぬしのかみ)の子。出雲の国譲りの際、果敢にも武の神「武甕槌神(たけみかづちのかみ)」挑み、諏訪に封じこまれた神。劣勢でも屈しない姿勢から日本三軍神に入り、武田信玄などの武将にも崇拝された神。
珍しいのがこちらの御神体。神社では珍しい「御神像」。御神体は神札、神木、神鏡が多い中、こちらは木造男神立像。公開されてはいないので、どのようなお方かはわかりませんが、気になります。
【ご利益】縁結び、家内安全、商売繁盛、厄除け、心願成就
お諏訪様(諏訪明神)はもともと風・水の守護神。現在では生命の根源、人々の生活を守る神として崇拝されています。
『下鶴間諏訪神社』見どころスポット
見事な彫刻の拝殿
下鶴間諏訪神社の社殿は立派な彫刻で囲まれてます。
拝殿の正面、側面、いたるところが勇ましく彫られた龍などの彫刻で飾られてます。この細部まで彫り込まれた芸術といえる彫刻が長い年月を経て、現代でも見れることに感謝です。
パワーが漂う「元宮」
拝殿と本殿の左奥に鎮座する「元宮」。諏訪神社となる前の「石楯尾神社」。全農大和集配センター建設の際に移転。
あまり日が当たらない境内の奥地にひっそり鎮座する元宮の場所からは、神聖な空気とパワーを感じるスポットです。下鶴間諏訪神社に来た際は、参拝する必須スポットです。
パワースポットで有名な御神木
御神木は「シイの木」。下鶴間諏訪神社のパワースポットです。幹回りは約4m、高さは16m、枝の広がりは23mにもなる巨大な神木です。
「大和市シンボルツリー100選」(平成7年)の中で「神社仏閣の部・最優秀賞・名誉の木」に選ばれた名木です。
大地をわしづかみにする神木の根は圧巻です。
多彩な神が祀られる境内社
【稲荷神社】ご祭神 宇迦之御魂神
立派な朱色の鳥居が並ぶ「稲荷神社」。狛犬ならぬ狛狐さんの表情がなんとも言えずほっこり。
【八坂神社】ご祭神 須佐之男命
出雲系の神様「須佐之男命」をお祀りし、無病息災、地域の平和・繁栄を守っています。
【小峯神社・秋葉神社】
火の神「日本武尊」と「火之迦具土神」が仲良く一つの社に祀られています。
『下鶴間諏訪神社』アクセス・駐車場・参拝時間
アクセス
名称 | 相州下鶴間 諏訪神社 |
所在地 | 神奈川県大和市下鶴間2540 |
電話番号 | 046-274-7738 |
最寄駅 | 小田急江ノ島線 南林間駅(徒歩21分) https://maps.app.goo.gl/eENyAahJ2cjLi9YW8 |
公式ショップ | https://yssw2540.thebase.in/ |
参拝者無料駐車場
参拝者の無料駐車場は大きく赤い鳥居を左手に見ながら通り過ぎた先に、駐車場入口があります。
住宅街の中、細い道を進むと突然現れ、どこが駐車場かわかりにくいですが、交通量もそんなに多くない住宅地道路なので、神社に近づいたらゆっくりの走行でどうぞ。
参拝時間
ご祈祷 | 毎週、土曜日・日曜日に4回 9時・10時・11時・12時 ※一週間前までに予約必要 |
『下鶴間諏訪神社』まとめ
「氏子神社」としては規模・敷地も大きく、祀る神様も多い『下鶴間諏訪神社』。この日も年配の女性と付き添いの御子息が一緒にお参りしてました。
地域の人々に愛され、大切にされている神社です。
訪れ、お参りするだけで、その恩恵を頂ける気がする神聖な神社です。
地域の人でなければ気が付かない場所に鎮座する『下鶴間諏訪神社』。大和市でちょっと時間に余裕があったら、是非訪れることをおススメします。