『相模原氷川神社』とは
相模原氷川神社の由緒
相模原氷川神社の創建は1843年（江戸時代・天保14年）。
開墾の許可を得た小山村の原清兵衛光保が八王子・高尾山にある氷川神社より神霊を分霊し、徳川幕府最後の開墾地と言われる「清兵衛新田」の鎮守として祀ったのが始まりです。
相模原氷川神社の鎮座地である相模原市中央区清新の「清新」は「清兵衛新田」に由来します。
相模原氷川神社の御祭神・御利益
【ご祭神】素盞嗚尊（スサノヲノミコト）
伊勢神宮の御祭神「天照大御神（アマテラスオオミカミ）」と共に生まれた「素盞嗚尊（スサノヲノミコト）」、アマテラスの弟神。暴風の神、厄払いの神としても信仰される。暴れん坊の為、天上界から追放されるが、ヤマタノオロチ（日本神話のなかで最も怖ろしい大蛇）を退治し、英雄的側面を以って、武神として崇められることも。
【ご利益】厄除け・縁結び・開運・殖産
商売の神、お祓いの神などでよく知られており、交通安全・厄除け・家内安全等の御祈願を受けられる方が多い。
相模原氷川神社の見どころ
福徳稲荷大神
本殿の隣には朱塗りの鳥居が並びます。
鳥居先に鎮座するのが福徳稲荷大神。五穀豊穣・商売繫盛のご利益があります。
弘化2年（1846）頃、今で云う相模原駅の南側辺りで狐に取り憑かれた人が多く出ました。困り果てた人々は高名な祈祷師を呼んで祈祷を頼んだところ、祈祷師は七日七夜お祈りをして狐を青い玉に変えて土甕の中に供物と共に封じ込め、境内地に穴を掘って埋め、更にその上に樅（モミ）の木を植え供養したそうです。
境内の一角に竹で囲われた大きな切り株が残っており、『狐火の塚』として大切に守られています。昭和27年に八王子のある崇敬者の枕元にこの狐が立ち、神意を得たと感じたこの方のご厚意により祠が建てられたのが始まりです。
相模原氷川神社HPより
1952年（昭和27年）に建てられたこの祠は1970年（昭和45年）に新築。さらに1995年（平成7年）に改築され今に至ります。
【パワースポット】安産子育地蔵尊
福徳稲荷大神に並んでいるのが「子育て地蔵」。
子供が出来ない事に悩んでいた小山村のお百姓さんが願を掛けたところ、無事子供を授かりすくすくと成長したので、いつの頃からか子育地蔵と呼ばれるようになりました。
相模原氷川神社HPより
このお地蔵様は、もともと南橋本に祀られていましたが、昭和20年頃に相模原氷川神社に移築されたそうです。
この安産・子育地蔵への安産祈願は「戌の日」にお参りするのがおすすめと言われています。犬（戌）は子だくさんで、お産自体も軽いため、安産祈願は戌の日が良いとの風習があります。
月ごとの御朱印
相模原氷川神社では御朱印を頂けますが、期間限定の御朱印がいただけたり、月参りの御朱印はデザインが毎月変わります。
花手水・子育て地蔵への参道
手水舎は季節により「花手水」に、子育て地蔵につながる風車が飾られた参道も装いが変わります。インスタグラム等で告知されてます。
アクセス・駐車場・参拝時間
アクセス
| 名称 | 相模原氷川神社 |
| 所在地 | 神奈川県相模原市中央区清新4-1-5 |
| 電話番号 | 042-771-6617 |
| 最寄駅 | JR横浜線 相模原駅（徒歩14分） |
| 最寄バス停 | 神奈川中央交通 氷川神社前 |
| 公式SNS | 公式HP https://www.hikawa-jinjya.com/ 公式Instagram https://www.instagram.com/sagamihra.hikawa.jinjya/ |
駐車場
国道16号から、相模原氷川神社手前の道路に入ると「参拝者駐車場」看板が見えます。手水舎後ろ側が駐車場です。枠線などはありません。
参拝時間
| 参拝（祈祷）時間 | 9：00 ～ 16：00 |
| 御朱印等頒布時間 | 9：00 ～ 16：00頃まで |
相模原氷川神社まとめ
JR相模原駅からも徒歩圏内、国道16号沿いの静かとはいいがたい立地に相模原氷川神社はあります。ただ、境内に一歩入ると幹線道路の喧騒などはあまり聞こえず、静けさすら感じる空間です。
日常的に立ち寄りたくなる相模原・清新のおすすめ神社です。幹線道路沿いなので、近くを通る際は、立ち寄ってみてはいかがでしょう。
