親子二代で営む南橋本の隠れた中華の名店『勝来軒』
お店は昭和44年に東京・鎌田で創業。約十年後の昭和55年に今の南橋本に移転・再オープンの歴史を持ちます。創業から50年を超え、今でもお客さんが絶えない中華食堂です。
もともとは、日本人の好みによせた中華料理を提供していましたが、2代目の息子さんが四川料理を取り入れ、名物で人気の陳麻婆豆腐などを提供しています。
駅前と言えども、単線JR相模線の南橋本駅。開発激しい橋本駅エリアから比べると、寂しいエリア。そのエリアで営業を続けていること自体、地元で密着、支持を得ている証。美味しいのも納得。
『中華料理 勝来軒』のメニュー
中華料理屋さんのあるある、メニューが多すぎる問題。決められない。
どれを頼んでもハズレ無し、との口コミが多いので心配は無いですが、一品に絞るのが難しい。
メニュー冒頭には「麻婆豆腐」と「餃子」を一推ししてます。(しなくても人気)味の濃さ、四川系の辛さ調整などもしてくれます。人気の餃子と同様、手作り点心は間違いなし。
名物ともいえる「麻婆豆腐」は2種類あります。大きな違いが豆板醤。定食の麻婆豆腐はノーマル麻婆、陳麻婆豆腐は「ピ県豆板醤」を使います。「ピ県豆板醤」は中国四川省のピ県でつくられ、熟成期間が3年かかる豆板醤です。
陳麻婆豆腐と思って麻婆豆腐定食を頼んでしまっている方もいますが、味わいは別物です。
他にお店のおススメとして、「レバニラいため」、「タンタンメン」、「五目うまにそば」も自信のメニューとして推してます。
個人的には、評価の高い「中華丼」と、中華屋の「オムライス」が気になるメニュー。次回候補です。
『中華料理 勝来軒』で陳麻婆豆腐と手作り餃子を実食
熟成「ピ県豆板醤」を使用した陳麻婆豆腐を一口。(ちなみに陳麻婆豆腐などの四川系は息子さんの担当。注文入るとお父さんと代わります)
「味わいが深い!」が最初の感想。この甘みさえ感じるコク深さは「ピ県豆板醤」のおかげなのかな?初めての豆板醤なので判断できず。旨みは間違いなし。痺れ感は少なめ、辛みはじわっとくる辛さ。日本寄りの片栗餡でまとめる感じは無く、真っ赤なあぶらでまとめられた見た目も本場四川麻婆。好きなタイプの麻婆豆腐です。
旨辛おいしい麻婆豆腐。絶妙な辛さ、コク、旨みのバランス。激辛好きの方は、確かに辛さは物足りないかもですが、この美味しさに納得すると思います。
辛さの調整もしてくれるので、この陳麻婆豆腐を激辛にしたら、最強四川麻婆豆腐かも。
手作り餃子は写真でみるより、実物は大きいです。ぎっちり餡がつまっており、一口では到底いけないサイズです。
餡は野菜多めのニンニクはちょっとだけ控えめ。餃子だけでもご飯一杯いけます。
漬物以外の付け合わせも定食力アップ。デザートがなんとりんご。久しぶりにたべたな~。
『勝来軒』の店内・雰囲気
店内は厨房に沿ってカウンター、他は4名テーブルが奥まで続きます。席数は十分にあるので、一人でも、人数多めでも対応可能な店内です。
お店はお父さん、お母さんと息子さんの3人で営んでます。お父さんが一番明るい接客かな。皆さん仲良さそうで、いい意味での家族経営です。
長年営業している割に、厨房も綺麗にされており、つくる料理への信頼も高まります。子供を連れての家族でも安心して食事が出来る雰囲気のお店です。
『中華料理 勝来軒』アクセス・営業時間・駐車場
アクセス・営業時間
店名 | 中華料理 勝来軒(しょうらいけん) |
所在地 | 神奈川県相模原市中央区南橋本2-3-12 |
電話番号 | 042-773-6393 |
最寄駅 | JR相模線 南橋本駅(西口徒歩1分) |
駐車場 | 無し 近隣コインパーキング |
営業時間 | 【月・火・水・木・金・土】 11:00 ~ 21:00 |
定休日 | 日曜日 |
近隣有料駐車場
『中華料理 勝来軒』のまとめ
駅前にも拘わらず、ひっそりとした南橋本駅エリア。その穏やかな空気が漂う一角で『勝来軒』さんは50年以上営業しています。
安定した美味しさで地域に根付いた中華食堂『勝来軒』。相模原でも上位に入ると思われる旨い「陳麻婆豆腐」、安定の町中華がそこにはあります。
アットホームな雰囲気で、町中華が楽しみたくなったら南橋本『勝来軒』に行きましょう。