豪徳寺に奉納されている『招き猫』・招き猫の豆知識
招き猫の上げてる手の意味
・豪徳寺と同じ右手を上げている招き猫➪右手を上げているのは雄猫。「福、金運、幸運」を招く。
豪徳寺の招き猫は右手を上げて、小判は持ってません。これは、招き猫が人との「縁」は持ってきてくれるが、その「縁」生かせるかは、その人次第。感謝の心を持っていれば、自然と「縁」から「福」訪れるという教えから、小判は持っていないそうです。
・左手を上げている招き猫➪左手を上げているのは雌猫。「良縁」「商売繁盛」
・両手を上げている招き猫➪「金運」「良縁」の両方。お手上げと見られる場合もあり、レア。
招き猫の色による違い
- 白色/三毛「開運招福」
- 黒色 「魔除け」「厄除」「家内安全」
- 金色 「金運」「財運」「出世運」
- 赤色 「健康」「無病息災」
- 青色 「学力向上」「交通安全」
- 緑色 「学業成就」「家内安全」「交通安全」
- ピンク色 「恋愛成就」
招き猫発祥お寺と言われる世田谷『豪徳寺』
「招き猫」の発祥については諸説ありますが、『豪徳寺』発祥説もそのうちの一つ。奉納されている招き猫の数をみれば、納得できる雰囲気を醸し出しています。数えきれない程の奉納された招き猫のなかに入っていくと、招き猫から話しかけられるようにパワーをもらえる気がしてきます。
世田谷にある『豪徳寺とは』
『豪徳寺』は世田谷区にある曹洞宗の寺院であり、文明12年(1480年)に創建。正式名称は『大谿山 豪徳寺』(ダイケイザン ゴウトクジ)。その後、彦根藩の領地となり、彦根藩主・井伊家の江戸における菩提寺になります。桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓などもあり、文化財も数多くあります。
豪徳寺と招き猫 招き猫発祥の地
寛永10年(1633年)に世田谷のエリアは彦根藩の領地となり、その後、お寺の転機となる招き猫の出来事が起こります。
ある時、彦根藩主の井伊直孝が鷹狩の帰りの際、お寺の前にいた猫に手招きされ立ち寄り、和尚との話などで寺で過ごしていると、突然の雷雨。猫に手招きされたことで雷雨をさけられ、和尚との有意義な話もできた幸運に、直孝がいたく感動し、この井伊直孝が寺を支援。豪徳寺は再興されたとの話です。その後、豪德寺では、福を招いた猫を「招福猫児(まねきねこ)」と呼び、お祀りする招福殿が建てられました
豪徳寺境内
井伊家墓所
山門から入り左手に井伊家の墓があり、幕末の有名大老・井伊直弼の墓や、歴代藩主の墓などもならんでいます。
仏殿
大きさに圧倒されながら、荘厳さを感じます。大権修利菩薩椅像・弥勒菩薩坐像・釈迦如来坐像・阿弥陀如来坐像・達磨大師坐像が安置される仏殿。
法堂
仏殿と同じく、大きさ・荘厳さを感じる法堂。「井伊直弼肖像画」が飾られており、聖観世音菩薩立像、文殊菩薩坐像、普賢菩薩座像、地蔵菩薩立像も安置されています。
三重塔
釈迦如来像、迦葉尊者像、阿難尊者像、招福猫児観音像が安置され、高さは22.5mあります。近くで見ると圧倒される高さを感じます。この「三重塔」の側面には十二支が描かれていますが、この塔には3匹の猫が描かれているとのこと。皆さん必死に探しますが、なかなか全部には巡り合えないようです。
招福殿
堂内には招福観音菩薩立像が安置され、昭和16年に建立。家内安全、商売繁盛、開運招福を願う多くの方々が訪れている場所です。招福殿左側には奉納場所があり、寺務所に用意されている招き猫に願いを掛け、願いが叶えば返納にくる場所になってます。
寺務所
寺務所中で招き猫などが用意されてます。遅い時間だと、招き猫のサイズによって売り切れてます。外国の方々も非常に多く、寺務所内は、まるでお土産屋さんの様相を呈してます。寺務所の受付時間は8:00~15:00。早めに締まるので、授与品を求める方はお早めに。
授与品の詳細はこちら➪授与品のご案内(公式HP)
豪徳寺のアクセス・拝観時間
名称 | 大谿山 豪徳寺(ダイケイザン ゴウトクジ) |
住所 | 東京都世田谷区豪徳寺2-24-7 |
拝観時間 | 6:00~17:00 ※寺務所受付は8:00~15:00 |
電話番号 | 03-3426-1437 |
最寄り駅 | 東急世田谷線「宮の坂駅」(徒歩5分) 小田急線「豪徳寺駅」(徒歩15分) |
駐車場 | 参拝者無料駐車場(約20台) ※参道から入れます |
公式HP | https://gotokuji.jp/ |
癒しとパワーをもらえる世田谷『招き猫・豪徳寺』
東京世田谷、都心のど真ん中にある『豪徳寺』。中に入れば、東京都は思えないほどの木々に囲まれ、静寂と清らかな空気、長い歴史を感じられるパワースポットです。多くの願いを叶えた「招福猫児(まねきねこ)」が誇らしげに奉納されている風景は圧巻で、幸せ・パワーをもらえる感覚を覚えます。多くの願いを叶えた猫に会い、今度は自分の福を迎えるために、豪徳寺の福を招く猫「招福猫児(まねきねこ)」を連れて帰りませんか。