神奈川の中心地、海老名に猫住む神社『弥生神社』とは
弥生神社の由緒
弥生神社(やよいじんじゃ)は1909年(明治42年)の3月に国分の「八幡社」、上泉の「比良神社」、柏ヶ谷の「第六天社」、望地の「大綱神社」を合祀して創建された神社です。
弥生神社の名称は創建された3月に由来します。3月の異称である「弥生」は「万物全てが天地の恩恵を受け、栄え行く時」の意味を持ち、栄えていくよう願いが込められた名称になっているそうです。
弥生神社の御祭神・御利益
弥生神社の御祭神は、合祀されたもともとの神様が祀られてます。
- 誉田別命(ほむたわけのみこと)<八幡社> 勝負運・厄除開運
- 猿田彦命(さるたひこのみこと)<比良神社> 方除け・旅行安全
- 高産霊命(たかみむすびのみこと)<第六天社> 開運招福・延命長寿
- 日本武男命(やまとたけるのみこと)<大綱神社>出世開運・縁結び
これだけ多くの神様とご利益があるので、地域の方々からも親しまれるはずです。
『弥生神社』の見どころスポット
鳥居から拝殿
人通り、交通量も激しい相鉄線近くにある弥生神社参道入口。道路脇にポツンと弥生神社の第一鳥居があります。
鳥居までは町中・普段の生活感そのまま。一礼して、鳥居をくぐると奥まで果てしなく見える参道が一直線に伸びてます。
参道を進むにつれ、生活感・日常感が薄れていくのがわかります。
第二の鳥居に辿り着くと、本格的な階段の上りです。社殿に向け上っていくにつれ、日常から切り離されていく感覚を味わえます。
社殿までの急な階段を前にして、社務所と境内が広がります。こちらの社務所が社務猫のお住まいです。この日は残念ながら、社務猫さんに会えなかったので、猫さんの画像はHPよりお借りしてます。
社殿に向かう最後の階段はかなり急で、そこそこの段数。真っすぐに上る階段と、まっすぐ上に伸びる木々に囲まれて向かう階段は、なにかすがすがしくなる場所です。
登り切った先には立派な社殿と、振り返れば結構な高さからの海老名市街が見渡せます。参道入口の喧騒がうそのように静かな境内です。
社務猫「ちょろ」と「きーこ」
こちらが弥生神社にお住いの社務猫「ちょろ」と「きーこ」。
写真左が母猫のちょろ。右が娘猫のきーこ。
母猫や兄弟と共にときどき神社に遊びに来ていたちょろ。
ある嵐の日の翌朝、生まれたばかりの子猫をくわえて社務所の一室に潜り込んでいるところを宮司が発見。段ボールに保護。ここから母娘の社務猫としての生活が始まりました。
弥生神社HPより
こんなことってあるんですね。弥生神社から発信されているSNSには元気で、かわいらしいこの2匹が良く登場してます。
彼女たちの日常を見れるとなごみます。ホント、弥生神社を守っているようにも見えます。
地域と繋がるワークショップ・講座
弥生神社の特有の取り組みとして、「ワークショップ・書写会」、「宗教・文化講座」を開催し、神社に足を運ぶきっかけづくりとしています。
【ワークショップ・書写会】
ワークショップでは、御朱印帳やお守り袋作りや、季節の行事に関わるワークショップで日本の伝統や、四季折々の自然も体験することができます。
書写会は毎月の「大祓詞」書写会で集中して文字を書く心穏やかな時間を大切にしているそうです。
【宗教・文化講座】
宗教・文化について、人間の生死や生活に重ねて考える場にするための講座、レクチャー、勾玉作りなどのワークも行ってます。その回だけの参加もできる連続講座が開かれています。
蚕影神社(こかげじんじゃ)
弥生神社左手奥に「蚕影神社」が鎮座してます。賜れるご利益は「安産・子授け」。
海老名市などの神奈川県央エリアでは、かつて養蚕業が栄えていたことがあり、養蚕の神様を祀るこの神社は、地域に養蚕業の歴史を今に伝えています。
『弥生神社』アクセス・駐車場・参拝時間
アクセス
名称 | 弥生神社 |
所在地 | 神奈川県海老名市国分北2-13-13 |
電話番号 | 046 – 231 – 2595 |
最寄駅 | 小田急線・相鉄線・JR相模線 海老名駅東口 徒歩18分 |
最寄バス停 | 神奈川中央交通 弥生神社前 |
駐車場 | 参拝者無料駐車場10台 |
公式SNS | 公式HP https://ebina-yayoijinja.work/ 公式X https://x.com/yayoi_jinja 公式Instagram https://www.instagram.com/yayoi_jinja/ |
駐車場
参拝者用無料駐車場10台(分かりにくい駐車場です。参道入口近くの相鉄線踏切脇から入っていきます)
参拝時間
各種御祈祷・出張祭典 | 全て予約にて(電話またはHP問合せフォームより要予約) |
参拝時間 | 境内・駐車場の閉まる時間は無し |
『弥生神社』まとめ
小高い風光明媚な場所に鎮座する『弥生神社』。気軽に神社へ足を運べるようなイベントを行ったり、かわいい猫が住み、社務猫として迎えてくれる元気になれる神社です。
社務猫「ちょろ」と「きーこ」に会いにいきませんか。