ここでしか見れない絶景!愛川町『箕輪耕地』
水田を通るまっすぐな『水道みち』
神奈川の厚木方面から宮ケ瀬湖、津久井湖方面の山へ向かって、車を走らせると突然の『絶景』が目の前に広がります。それが『箕輪耕地』。
中津川と中津台地に囲まれた水田地帯。水田の中を走る直線と急坂(実際は写真よりもっと急坂)が水田の中を一直線に伸びてます。運転が危なくなるくらい見とれる風景です。
上の写真は道路を山側から厚木に向かうとこの景色。こちら側からも、反対側からも同じなのですが、水田エリアに突入するまでは何てことない田舎の道路。それが、エリアに入ると突然視界が広がります。
田んぼを貫く一直線の道路は、かつてこのエリアの水源である半原から横須賀まで水道水を運んでいたことから「水道みち」、直線終わりにある急坂は「水道坂」と呼ばれています。地元では別名「ベタ踏み坂」。この名称からもかなりの急坂度は分かります。
どこまでも続くように感じる道路と田園風景は、昭和の時代に時が止まってる感覚も覚えます。
目の前に広がるどこか懐かしい自然豊かな水田風景
絶景を生み出す『箕輪耕地』の水田
丁度、季節的に田植えが始まるタイミング。水が張られた水田は鏡のように反射して、絵画のような美しい風景を創り出します。一日いても、時間によって表情を変え、夕刻などの景色も絶景です。
水田の風景も、季節ごとの見どころがあります。夏に向けて稲が生長すれば、一面の緑、秋の収穫時には昔ながらやり方で稲を天日干ししている田舎の風景にかわり、一年を通して、その時の風景を楽しめる「箕輪耕地」です。
昔のままの自然がある『箕輪耕地』
夏前後の時期に神奈川へ飛来する「チョウサギ」が多く見られます。「チョウサギ」は環境省から準絶滅危惧種に指定されてます。
他にも、ミヤマアカネ(神奈川・絶滅危惧)、コオイムシ(環境省・準絶滅危惧種)、トウキョウダルマガエル(環境省・準絶滅危惧種)、アカハライモリ(環境省・準絶滅危惧種)など、現代では見ることが難しくなっている生物も「箕輪耕地」には生息してます。
昔のままの自然が保全されている証明です。
『箕輪耕地』アクセス
名称 | 箕輪耕地(みのわこうち) |
所在地 | 神奈川県愛甲郡愛川町角田 |
問合せ先 | 愛川町観光協会 |
電話番号 | 046-285-2111 |
最寄駅 | 小田急小田原線 本厚木駅 |
最寄バス停 | 神奈川中央交通 愛川バスセンター(徒歩約15分) |
【GoogleMap】
『箕輪耕地』のまとめ
四季折々、日本の原風景が見られる『箕輪耕地』。自然も生き物も昔のまま、時が止まったような水田地帯。この盆地一帯にどこまでも広がる水田風景はなかなか見当たらないはず。この贅沢な風景の『箕輪耕地』に訪れてみてはいかがでしょう。